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Grand Soloグラン ソロ

フラッグシップ オーディオテーブル

  • アンダンテラルゴ
  • 銘機賞2019 グランプリ

グランド シリーズとは?

 アンダンテラルゴの最高峰オーディオラック「Grand Series ( グランド シリーズ ) 」。ラックにおける設計ポリシー「軽量・堅牢・コンパクト・制振」を守りつつ、コストの制約無しに理想を追求しました。

 ジュラルミンA7075削り出しの「コーナージョイント」や32mm径のチタンパイプをはじめとした、新素材や技術を余すことなく投入しています。下記3種の展開です。

 また、Grand Tower の「GT683 ( 全高68cm / 3段 ) 」は1週間のお試し貸出しも承っております。詳細はこちらをご覧ください

サイレントマウントは別売です

お試し貸出し

グランソロは

 オーディオテーブルのGrand Soloは、実際の使用に最適な高さを備えつつも「軽量・堅牢・コンパクト・制振」に最も忠実なモデルです。

 サイズ別に下記の3系統、そしてご使用環境に応じて1段または2段をお選びいただけます。詳細の寸法はページ下部のリンク「寸法表」をご参照ください。

 往年のレコードプレーヤーを愛用されている方から、新世代のマニアの方まで、ストイックにオーディオを愉しむ全ての皆様におすすめしたいテーブルです。

使用例

ラインナップ

  • 内容品:本体フレーム / 棚板 ( 段数分 ) / 棚板支持用スパイク ( 段数分×4本 ) / 棚板支持用スパイク受け「トップマウント」 ( 段数分×4個 ) / 脚部スパイク ( 4本 ) / 脚部ガタ調整専用工具セット
  • ご注意:脚部のスパイク受けは別売です。詳細は下記「スパイク受け」の項目をご覧ください。
  • 日本製

高さは全て445mm ( 税込 )

棚板サイズ1段2段 ※
620×517
mm
GS 621
¥1,309,000
GS 622
¥1,364,000
540×445
mm
GS 541
¥1,221,000
GS 542
¥1,276,000
490×400
mm
GS 491
¥1,078,000
GS 492
¥1,133,000

※ フレーム下側のコーナージョイントに一体成形されたブラケットを用い、棚板を追加した2段構成です。( 1段でお届けした後でも2段化は可能です。その際は弊社へご相談ください。)

スパイク受け

 サイレントマウントは、アンダンテラルゴのオリジナルスパイク受けです。「キャンセルボール ( ※ ) 」など、様々なノウハウを共用しています。( ※:下記「パイプ内部の制振処理」をご参照ください )

 本製品用には、搭載する重量によって下記の2種類をおすすめしております。

SM-5TX
SM-3TX

寸法表

画像をクリックすると寸法の一覧にジャンプします

記載の無い箇所の寸法はお気軽にお問い合わせください。

耐荷重

条件耐荷重
ラック全体160kg ( 2段での使用時 )
1段あたり
4点脚の機器
50kg ( 特厚板 使用時 80kg )
1段あたり
3点脚の機器・複数台
40kg ( 特厚板 使用時 70kg )

● 特厚板については棚板・フレームバリエーションをご参照ください

詳細

軽量・堅牢なチタンパイプ

 フレームには、 32mm 径 / 1mm 厚のチタン製パイプを採用。下記の様なメリットがあり、オーディオラックに最適な素材であると考えております。

● 軽量なため、振動のコントロールがしやすい
● 強度が高い
● 非磁性体である
● 素材特有の、音へのキャラクター付けが少ない
● 基本的に錆びない

パイプ内部の制振処理

 全てのチタンパイプ内部に3つの制振処理を施しています。堅牢なフレームほど難しくなる振動のコントロールを、最小限の重量増で実現しました。

① 内壁へのシリコンコーティング ( 2重 )

 試聴により厳選したシリコン材を使用。パイプ全体の振動と、内部での共鳴音を抑えます。

② 「キャンセル ボール」の配置

 パイプ中央の内壁、シリコンコーティング上に「キャンセル ボール」を設置。ある程度自由に動く金属ボールとパイプが、互いの振動を打ち消し合います。サイレントマウント テクノロジーの応用技術です。

③ 吸音材の挿入

 上記2点の処理後、空洞部分にオーストラリア産の羊毛を挿入して内部の共鳴を防ぎます。特有の音色も乗らず、軽量な素材です。

超々ジュラルミン製「コーナージョイント」

 パイプフレーム構造では、各パイプを繋ぐジョイント部に最も強度が要求されます。グランドシリーズでは、これに超々ジュラルミン A7075 からの精密切削を採用。

 堅牢・軽量を追求した複雑な設計のため、技術者が専用の治具を用いて1つ1つ製作しています。

「コーナージョイント」

 また、パイプを外側から包む ( リジッドシリーズは内側に入る ) 形状により、接着面積が飛躍的に拡大。32mm径となったチタンパイプと共に、かつてなく堅牢・軽量なフレームの構築に不可欠な存在です。

切削工程1
切削工程2

フレーム製作に構造用接着剤

 雑音の発生や音・映像の混濁を防ぐため、フレームづくり ( ジョイントとパイプの組み付け等 ) に溶接やネジは使用していません。

  • 溶接:溶接する箇所にのみ、熱による膨張・収縮が発生します。そのためフレームを組んで冷えた頃には、全体に歪み ( =ストレス ) が残ってしまいます。
  • ネジ止め:強度の確保が難しい上、経年と共にネジが緩んで強度が低下します。また、組み立てる人の腕力や技術によっても強度に大きな差が発生します。

 アンダンテラルゴでは、フレームづくりに高強度な構造用接着剤 ( 3M™ Scotch-Weld™ Structural Glue DP-460 ) を使用しています。航空機やレーシングカーの製作にも用いられるもので、ストレスを残すことなく組み上げつつ、十分な強度を永く保つことができます。

スパイクによる支持

 各棚板の支持と脚部には、スパイクを採用しています。スパイクでの支持には、大きく分けて2つのメリットがあります。

振動伝達の軽減

→ スピーカーからプレーヤー等への ( 床やラックを介した ) 振動伝達、また、ラック内での機器同士の ( 振動による ) 干渉を軽減できる

安定した設置

→ 明確な接地によりグラつきにくい
→ いざ発生した振動も素早く止められる

 このように機器を安定して設置しつつ、振動を効率的にカットできるため、オーディオ・映像機器の設置においてスパイクは欠かせないものと考えております。

● 棚板の支持には、スパイクとスパイク受け「トップマウント」を使用しています。木製の棚板を直接スパイクの先端で受けると、木の柔らかさゆえにスパイク使用のメリット ( 上記参照 ) が薄れます。また、四季を通じた膨張や収縮に対応出来ない等の問題も発生します。これは棚板とフレームをしっかりと ( ネジや接着で ) 固定してしまった場合も同様です。

 このトップマウントを介する方法を採ることで、実際の使用上における様々なストレスに柔軟に対応しつつ、スパイクによる振動減衰と安定した設置が可能となりました。( 棚板側には円柱状の穴が掘られており、トップマウントの上部が入る仕組みです。)

イメージ図

● 脚部のスパイクには、精密な高さ調整機構を採用。通常よりも細かいピッチ ( ネジが1回転して進む距離 ) で、繊細な調整が可能な設計です。これは床面の僅かな高低差へ対応すると同時に、4つの脚にかかる荷重を均等化し、フレームにかかる歪みのストレスを軽減することで音質にも大きく貢献するものです。 

 調整後は、ナットでしっかりとフレームに一体化。ガタのない堅牢な設置で、ラックおよび機器のパフォーマンスを盤石に支えます。

● オプションにて、棚板用スパイク受け ( トップマウント ) に高性能モデル「チタントップマウント」をご用意しております ( 標準ではステンレス製が段数分付属します ) 。詳細はこちらをご参照ください

平面精度の追求

 平面精度が出ていない不安定な設置では、( 仮に目に見えない歪みであっても ) 確実に接地していない部分が共鳴したり、傾きによって動作にも偏りが出る等、様々な弊害が発生します。しっかりと平面精度の出された ( =タワんでいない ) 場所に設置することで機器は安定し、本来の実力を発揮できます。

 グランド シリーズでは、フレームの接着に精密な治具を使用。棚板の4隅の水平誤差 ( 高低差 ) を0.1mm以下に抑えています。

● 棚板用のスパイクとトップマウントは、1000 個ほどの中からデジタルノギスを用いて ±0.02mm の精度で高さの合う4個をマッチングし、各段ごとに ( 混ぜずに ) 使用します。歪みのない設置を追求する上で、欠かせないポイントです。

0.01mm単位で計測可能なノギスを採用

※ 新品時は湿度等により、木製の棚板が多少たわんでいる場合がございます。機器を載せてご使用いただく中で、( その重量によって ) 平面精度の出されたフレームおよびスパイク等にフィットし、歪みのない設置状態となります。

特殊な積層合板による棚板

 棚板の設計にあたっては、( 無垢の木や金属も含めて ) 様々な素材や形状、支持構造を検討しました。その結果、特殊な積層合板を採用。十分な強度で、かつ素材特有のキャラクターが再生音に色付けしないことを最優先として開発しました。そしてこれを、上記 (※) のようにスパイクで支持する構造としています ( ※「スパイクによる支持」項目参照 )。

 また棚板自体の制振と軽量化、そして機器~棚板間の共鳴を防ぐため、中央には非対称形状の開口部を設けています ( KT タイプ天板の場合 ) 。

 棚板には標準の「 KT 」タイプの他、重量級の機器用に「特厚板」や各種形状をご用意しています。詳細はこちらをご覧ください。

多彩なカラーバリエーション

 機能美を追求したデザインに加えて、様々なお部屋や機器に馴染むよう多彩なカラーバリエーションをご用意しております。

 棚板3色×フレーム2色で、計6通りからお選びいただけます。

オプション

GS491 または GS492 でLINN LP12を使用される場合は、ソリッドベースアタッチメントもご検討ください。

写真はリジッドシリーズでの使用例

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参照

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