Products 製品情報

HOME > 製品 > オーディオケーブル > その他の情報 > テクノロジー解説と社史 > 絶縁材について ( Taylon®/ XLPE )

絶縁材について ( Taylon®/ XLPE )

・「コードミュージック」と「セイラムT」に採用の「Taylon®(タイロン)」
・新登場の絶縁材「XLPE」

  • CHORD

まず、PTFEは

 オーディオケーブルにおいて、PTFEはあらゆる点で理想的な絶縁材として広く採用されています。それはコードカンパニー製品も例外ではありません。

 しかし弱点もあります。図が示すように、温度変化に弱いのです。それも特に一般的な室温と言える範疇において、気温変化に伴う位相変動が見られます。音楽再生において位相は非常に重要なキーであるにもかかわらず、この問題の根本的な解決は困難とされてきました。

 特にアナログケーブルやスピーカーケーブルでは、取り扱う信号の性質上、この点が顕著に表れる可能性があります。

Taylon®の誕生と実用化

 オーディオ・映像以外にも、位相の変動が大きな問題となる分野があります。それは、軍用レベルの通信機器です。例を挙げると、潜水艦が人工衛星と位置情報をやり取りする際に、エラーが起きたらどうなるでしょうか? 1つ間違えれば命を落としかねない現場において、位相の変動による誤差は非常に大きな問題となります。そのため様々な研究が行われ、多くの素材が開発・検討されてきました。

 この研究結果をオーディオ用に最適化したものが、コードカンパニーのTaylon® ( タイロン ) です。上の図が示すように、非常に理想的な位相のコントロールを実現しています。そしてこの実用化にあたり、新たなフラッグシップシリーズとして「コードミュージック」が誕生しました。

 その後、従来はPTFEによる絶縁であったセイラムにもTaylon®を採用。 「 セイラムT 」 ( T = タイロン ) としてデビューし、飛躍的な進化を遂げました。

ChordMusic RCA

第2の新素材、XLPEとは

 PTFEに代わるより高性能な絶縁素材 です。Taylon®に迫る特性を得ながら、コストを抑えることに成功しました。スピーカーケーブルにおいては、上位機種のSignatureX SpeakerCableからエントリーモデルのC-screenX、および一部を除く切り売りケーブルに至るまで広く採用されています。

 また、一時期XLPEの採用はスピーカーケーブルのみでしたが、2024年よりアナログRCA、およびXLRケーブル数種にXLPEを採用。名称に「X」を追加すると同時に、大幅に進化しました。詳細は画像をクリックするか、下記ボタンからご覧ください。

Xアナログケーブル

 なおデジタルケーブル等にXLPEは特性上マッチしないとのことで、現在のところ導入予定はございません。

旧セイラムをお持ちの方へ

 Taylon®非搭載の旧セイラムをお持ちの方には、セイラムTへのアップグレードプランもご用意しております。詳細は「セイラムT」の各製品詳細ページをご覧ください。

ニュースNews

2024.11.21
プレスリリース
2024年 冬 新製品情報② Chord Company PhonoARAY
2024.11.15
プレスリリース
2024年 冬 新製品情報① Andante Largo PrimoBoard
2024.11.01
メディア掲載
ラックユーザー様宅 訪問 @Phileweb
2024.10.25
お知らせ
コードカンパニー等 価格改定のお知らせ
2024.08.16
お知らせ
短縮営業のお知らせ

Contact

弊社に関するお問い合わせはこちらから
copyright Andante Largo. All Rights Reserved.