Signature Tone Arm Reference が標準的なモデルであるのに対し、こちらはシンプルな配線を採用。ソフトなサスペンションを装備したモデル(LP12・ロクサン・オラクル等)や、軽量なモデルにおいて機器本来の性能を引き出します。

1998年にデビューした「シグネチャー」。コードカンパニー製品の中で最長の歴史を持つこのシリーズも、年々進化を遂げています。
　現行モデルは厳重な高・低周波シールドや チューンド アレイテクノロジー 等、同社の定番技術が精悍なブラックの外観に包まれています。

• チューンドアレイテクノロジー搭載モデル
• 線材は高品位な無酸素銅に、こだわりの銀メッキを採用。銀メッキは銅線の酸化による経年劣化を防止しています。またメッキの前後に鏡面ポリッシュを採用。これは表面のザラつきや太さを整え、表面付近を伝導する信号の流れをスムーズにすることで位相変異を抑えています。結果として音楽本来の艶やかさやタイミングを引き出し、音楽をより生き生きとしたものにしています。
• 前述の銀メッキ施工には「ダイレクト プレーティング」を採用。一般的なメッキで必要とされる下地処理の素材が音質・画質の観点から好ましくないため、無酸素銅へ銀を直接メッキする特殊かつ高コストな方法です。伝送効率に優れる銅・銀がポテンシャルを最大限に発揮できる上、工程の中で銅の表面が整えられて前述のポリッシュ処理もさらに進めるという副次的効果も備えています。
• 絶縁体には、線材とマッチするPTFEを厳選。
• ケーブル外部からのノイズ、特に高周波(通信回線等による電気的ノイズ)から信号を守るため、密度の高い編線シールドとヘビーゲージなラップホイルシールドを採用。
• RCAプラグはコードカンパニーのオリジナル品。接点部分には銀メッキ (ダイレクトプレーティング)を採用しています。金属部分をあえてコンパクトに設計することで、信号に悪影響を及ぼす電気的ノイズの侵入を防止。また、安定した接点圧と振動減衰を実現するためにPTFE製のカバーを装着しています。その他、各部の形状にも配慮することで線材が圧縮されて抵抗が発生するのを防止しています。